【マスクの選び方】素材・生地から考えるおすすめ5選!
マスクの素材、どう選んでますか?
2020年コロナ禍に於いて手放せなくなったマスク。
出掛ける場所によってマスクを使い分けたり
その日のコーディネートに合わせてマスクのカラーバリエーションを揃えたり。
一転して日常の風景が変わった2020年。
作り手サイドとしては、今迄になかった布地の活用方法を知り、素材を活かせる機会に
さて、マスクにできるような生地はあっただろうか
何かお役に立てることはあるだろうかと思いを馳せていた春先。
手元にあった生地を元にマスク制作を始めました。
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1.インディゴデニム :コットン100%
2. コート地(撥水加工):コットン100%
3.ハーフリネン:リネン55% コットン45%
4.リネン100%
5.デニム地:ポリエステル65% コットン35%
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1.インディゴデニム:コットン100%
最初に思い浮かべた素材は「コットン100%」
・打ち込みのしっかりした
・張りのある
・肌触りのよいコットン100%
sousakufukutomo では
洋服地にコットン100%をあまり使用しませんが 2つの素材がありました。
ひとつ目は、インディゴ染めのデニム地です。
インディゴの香りのするデニム地。
デニムジーンズのように、色落ちを楽しめる素材です。
〈マスクの表側〉
とてもシンプルな 『一枚仕立て』で製作しました。
素材がしっかりしているので、立体的に仕上がります。
〈マスクの裏側〉
いたってシンプルな作りのマスクになりました。
コットン100%の肌触りの良さはおすすめです。
一方、素材の固さの面で、肌に刺激を感じる方がいらっしゃるかもしれません。
2. コート地(撥水加工):コットン100%
ふたつ目のコットン100%の生地は、コート地です。
・軽くて
・しっかりした織りの
・コットンギャバ
〈シンプルな一枚仕立てのマスク〉
不織布マスクの内側の毛羽などが気になりだした時期
このマスクの快適さにほれぼれしておりましたが
沢山お話ししたり、大笑いする状況においては
マスクが張り付いて苦しくなりました。
軽さは、No.1ですが
打ち込みのしっかりした素材の、且つ 撥水加工の難点というところでしょうか。
コットン100%で、光沢のある上質な素材。
時と場を選んでお使い頂ければ嬉しく思います。
3.ハーフリネン:リネン55% コットン45%
次に考えましたのは、ハーフリネンでした。
ほっとする手触りと、カラーバリエーションの豊富さが魅力ですので
お洋服と合わせてお使い頂けるマスクとして製作し始めました。
〈両面同素材の2枚仕立てマスク〉
素材の厚さもしっかりあるマスク。
少し重いと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが
比較的長い期間お使い頂けるマスクです。
冬場になりますと、温かさがあり本当にほっこりします。
4.リネン100%
蒸し暑さが増してくる頃、呼吸のしやすいマスクが欲しくなってきました。
そんな時、リネン100%は救世主的存在でした。
・打ち込みのしっかりした
・薄すぎず厚すぎず
・上品なカラーバリエーション
〈両面同素材 2枚仕立てマスク〉
お話ししていても、笑っていても苦しくならないマスクです。
通年通して、一番使っているマスクではないかと思います。
運動時、ハーフリネンよりもこちらのリネンのほうが断然呼吸がしやすいです。
5.デニム地:ポリエステル65% コットン35%
スカートにお仕立てしやすいデニム地。
履きやすさ、手入れの楽さに定評がある素材です。
・コットン率は低めだけれど
・張り感としなやかさを合わせ持つ
・乾きの早い素材
〈マスクの表側〉
〈マスクの裏側〉
シンプルな一枚仕立てでお作りしました。
天然素材だけではないけれど、肌触りのやさしいマスク。
インディゴデニムよりも軽くて、やわらかいお色目です。
日常的にお使い頂きやすい仕上がりとなりました。
まとめ
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1.インディゴデニム地:コットン100% (一枚仕立て)
固い生地ですが、肌触り良く 呼吸がしやすい 色落ちを楽しめる
2.コート地 コットン100% (一枚仕立て)
沢山お話ししたり大笑いする場合は張り付きぎみですが、軽さはNo.1
3.ハーフリネン:リネン55% コットン45%(両面同素材2枚仕立て)
明るめのカラーバリエーションで呼吸がしやすい リネンより重め 暖かく感じる
4.リネン100%(両面同素材2枚仕立て)
上品なカラーバリエーションで、一番呼吸がしやすいと思われます
5.デニム地:ポリエステル65% コットン35%(一枚仕立て)
インディゴよりも軽くて、呼吸もしやすい 色落ちはしない
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2020年春以降、sousakufukutomo でできることを少しずつ展開してきました。
最初は、地元のお店の『マスクが足りてません、急募してます』というインスタの呼びかけを見たことが始まりでした。
一日でも早く、必要としている方々がいるという状況を発信してくださっていたこと。
その時すでに地元のお店で生地が売り切れている、ゴムが手に入りにくいという状態であったこと。
今まであったような白い布マスク用の生地はないけれど、代用できる生地があるのでは?
そんな感じでマスク作りが始まりました。
できる範囲で、必要としている方のお手元に届くこと。
シンプルな動機の中、気が付けば
沢山のお客様のお手元にお届けできましたこと、本当に感謝しております。