【黒の服】印象を決める生地の選び方4つ

 

黒の服を製作しようとするとき

どんな生地にしようかなと考えます。

 

 

1.生地の選び方4つ

 

サラサラした感じをイメージしていますと

お手入れの楽さと日常使い第一から、ポリエステル系を考えます。

 

1.「織りの表情」

2.「落ち感」

3.「張り感」

4.「透け感」 の4つを同時に考えています。

 

黒,服,レディース

「織の表情」といいますと、ジョーゼットや梨地織などを思い浮かべることが多いです。

表面に凹凸のある生地を想像しています。

 

凹凸感といいますと、ヘリンボーンやジャガード織など

重厚感ある生地も魅力的ではありますがサラサラ感は遠のいてきます。

 

↓いつもの頭の中です。

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・どのくらいの凹凸感を欲しているのか。

・ジョーゼットや梨地織までの凹凸は本当に必要か。

・ジョーゼットなどの凹凸のイメージは残して、そこまで凹凸の無い生地はあるのか。(矛盾がいっぱい)

・どのくらいの生地の厚みを必要としているのか。

・厚みに対しての「透け感」はどのくらいか。

・どのくらいの「透け感」がいいのか。

・その「透け感」と凹凸が、「落ち感」にどのくらい反映されるのか。

・「落ち感」に反映されなさそうな生地の場合は、どのくらいまでなら許容範囲か。

・「透け感」と「張り感」のバランスはどのくらいか。そこに「落ち感」はどのくらいあるのか。

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書き出してみますと、頭が痛くなってきますが

この作業をしているときは、頭の中はスーパークリアで気持ちの良い状態です。

 

 

2.凹凸のある生地と平織のこと

 

薄手の凹凸のある生地は、生地の構造的に

平織よりも、しなやかさが増す感じです。

 

平織という生地は、糸という中島みゆきさんの歌詞にもありますように

タテ糸とヨコ糸が交互に織られていく織物のことです。

 

平織,糸,機織り

 

♬♪♬♪♬♪♬

タテの糸はあなた

ヨコの糸はわたし

織りなす布は 

いつか誰かを温めうるかもしれない♪

 

タテ糸,ヨコ糸,手織り

 

 

機織り機 を想像しますと、2本足で交互に織っている織物です。

平織,2本足,手織り

 

平織と比べますと、凹凸のある生地は4本足になっています。

もしくは、6本足とか8本足とかになってきて

 

地模様が必要な場合には

パソコンの元になっているという「紋紙」も必要になってきます。

 

「紋紙」と聞くと、昔は一柄、何百枚、何十キロの「紋紙」を

ジャガードの機の上に乗せて模様を織り上げていくものだったということが思い出されますが

 

機械ではなく、ジャガードの手織りの織物を見た時の感動が、忘れられません。

どんどん話しが飛んでいきますが・・・

 

 

3.手織りのジャガード

 

その織物の美しさは格別で、絵画的描写の織物からは

ひと織ひと織の織りなした時間の蓄積が感じられ

そこに魅了された瞬間は衝撃的ですらありました。

 

当時(2000年頃)その方がお勉強してらした

織物の本を拝見させて頂きましたが、難しすぎて呆然としました。

 

手仕事の極みを体現し続ける情熱。

その情熱をのせた初期の頃の作品のすばらしさ。

 

そこに、その後のご活躍が凝縮されているかのように感じております。

 

 

テキスタイルズ・ユー (textilesyuh.com)

 

 

 

4.黒の服の印象を決める生地選び

 

生地を選ぶとき、着た時の印象を考えて

ジャガードのしっかりとした織柄のある生地を選ぶこともありますが

日常使いには、サラサラした落ち感と表情のある生地が重宝すると実感しています。

 

黒,服,レディース

 

サラリとしているように見えても、織りが丁寧であったり

シンプルなデザインが生きる落ち感や張り感があったり

それぞれの生地を選び抜くときが、至福のときでもあります。

 

体型カバー,黒コーデ

 

今回は、生地の選び方を改めて書き出してみました。

ポリエステル系ならではの遊び(ゆらぎ)のある生地の面白さを改めて感じております。

 

1.織りの表情

2.落ち感

3.張り感

4.透け感

 

sousakufukutomo の生地選び。

洋服選びの際のご参考になりましたら幸いです。

 

 

黒服,レディース,フリル